電気配線で使うケーブルの種類と特徴

先日、仕事中に配線で使うケーブルの種類を一度調べて整理してみようと思ったので、今日はケーブルの種類と特徴について書いていきます。

ケーブルとは?構成部品は?

そもそもケーブルとは、絶縁電線をさらに保護被覆で覆ったもののことを言います。ただし、絶縁電線自体のこともケーブルという人が多いのではないでしょうか。

ケーブルは以下の部分で構成されます。

導体:電気が流れる金属部分です。

絶縁体:導体を覆い保護したり、導体を外部と導体を電気的に遮断する部分。

シース:絶縁体をさらに保護する部分です。

ケーブルの選定で重要なこと

・線心数:ケーブル内の導線本数です。導線が何本いるかで変わります。

・線の太さ:sqがより線の断面積を表します。sqの語源はsquare mili meterです。

・最大導体抵抗:線路が長くて、配線での電圧降下を無視できない場合重要です。

・仕上がり外形:ケーブルグランドなどを利用する際には、注意が必要です

・使用用途:電力用または信号用どちらなのかで選択が変わります。

工場内の電気配線でよく使うケーブルの種類

OFケーブル
OFケーブルはOiL Filled Cableの略したものになります。内部に絶縁油を通したもので、ケーブル内部の圧力を油圧装置で一定範囲に保って使用します。OFケーブルは油の管理が必要なことから、次のCVケーブルの方が新規工事では好まれます。

CVケーブル・CVTケーブル
架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル(Cross-linked polyethylene insulated Vinyl sheath cable)の略がCVケーブルになります。絶縁体に架橋ポリエチレン、シースに塩化ビニルが用いられています。CVケーブルは電力用ケーブルとして広く普及しています。CVTケーブルはCV線を3本より合わせたものです。CV-3Cとの違いは、より線であるため、①曲げやすく施工しやすいこと②介在物が存在しないため放熱性能が高く、許容電流が大きいという特徴があります。

キャブタイヤケーブル
600ボルト以下の移動電線として使用されます。水気のある場所でも使用可能で、可燃性ガス・蒸気の充満する危険場所でも使用可能です。キャブタイヤケーブルで接続された機器が利用できなくなったときは、ケーブルの先端部分で断線していることが多いです。また、中途半端な場所で断線した場合も、表面に大きな傷がついていることが多く、故障箇所が見て分かりやすいです。

CVVケーブル・CVVSケーブル
CVVケーブルは制御用ビニル絶縁ビニルシースケーブル( Control-use Vinyl insulated Vinyl sheathed cable )の頭文字をとった名称です。実は電力ケーブルではなく、信号の伝送に使用されるケーブルになります。私はCVケーブルとCVVケーブルが紛らわしかったです。CVVSはシールド付きCVVケーブルの略称になります。ノイズに弱い装置に対してCVVSケーブルの利用が望まれます。CVVケーブル・CVVSケーブル共に2~30心までのタイプがあります。

IV線
IV線は600Vビニル絶縁電線(600V polyvinyl chloride Insulated wires)の略で、屋内配線用のビニル絶縁電線です。幅広く普及している絶縁電線で、電源配線だけでなく接地線としても利用されています。耐熱温度が60度なので、使用環境に注意が必要です。耐熱温度を75度に高めたものが、HIV線になります。ケーブルではありませんが、頻繁に使用するので。

LANケーブル
校内ネットワーク(LAN)に接続するためのケーブルです。みなさんすでに目にしたことがあると思います。

おわりに

工場内で利用されているケーブルには様々な種類があります。ケーブルの種類なんて学生の時は気にしたことがなかったのですが、実際に実務をすると重要なことを痛感しました。

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